お知らせ

--------------------------------------------------

プログラム作成/コンサルティングの申し込みはこちら

--------------------------------------------------

2010年3月25日木曜日

カスケード ライセンスについて(AutoCAD 2010)

今日は、カスケードライセンスについてのお話しをしたいと思います。

AutoCAD のネットワーク ライセンスでは、カスケード ライセンスという機能が使われています。

これは、複数の製品のネットワーク ライセンスを持っている時に、効率良くライセンスを使える機能です。

例えば、AutoCAD 2010 を 5 ライセンス、AutoCAD Revit Structure Suite 2010 を 3 ライセンス持っていたとします。

ここで、AutoCAD Revit Structure Suite 2010 のパッケージには AutoCAD 2010 も含まれていますよね。
つまり、AutoCAD 2010 を合計 8 ライセンス(= 5 + 3)使えるってことになります。

ここで、AutoCAD 2010 と AutoCAD Revit Structure Suite 2010 のライセンスがまったく別々に管理されていると、こんな不都合なことが起こります。(確か何バージョンか前は、こんな動きをしていました。)
  • AutoCAD のパッケージから AutoCAD をインストールした。
    このとき、AutoCAD は、AutoCAD  のライセンスのみが使用可能。
    この環境では、AutoCAD Revit Structure Suite のライセンスが余っていても、AutoCAD を起動できない。
  • AutoCAD Revit Structure Suite のパッケージから AutoCAD をインストールした。
    このとき、AutoCAD は、AutoCAD Revit Structure Suite のライセンスのみが使用可能。
    この環境では、AutoCAD のライセンスが余っていても、AutoCAD を起動できない。
これだと、ライセンスが余っているのに AutoCAD を起動できないので、もったいないですよね。
こんな動きになっているとき、こんな回避方法が思い浮かびます。
  1. AutoCAD を起動できなかったとき、他のパソコンに移動して AutoCAD を起動する。
    例えば、AutoCAD のパッケージからインストールしたパソコンで AutoCAD を起動できなかったとき、AutoCAD Revit Structure Suite のパッケージからインストールしたパソコンに移動する。
  2. 1 台のパソコンに、AutoCAD のパッケージからと AutoCAD Revit Structure Suite のパッケージからの 2 度 AutoCAD をインストールする。
    もし、一方の AutoCAD を起動できなかったとき、もう一方の AutoCAD のアイコンをから起動する。
でも、1 の方法はとっても面倒で、その分パソコンも用意しなきゃいけないですよね。
2 の方法は、実際には、ひとつのパソコンに AutoCAD を 2 つひとつインストールすることはできないので、不可能です。

ということでできたのが、このカスケード ライセンスという機能です。

カスケード ライセンスでは、複数のライセンスをある決められた順番で見に行って使用することができます。

例えば、さっきの例で行くと、(AutoCAD のパッケージ または AutoCAD Revit Structure Suite のパッケージからインストールされた)AutoCAD を起動しようとすると、最初に AutoCAD のライセンスを見に行って、余っていればそれを使い、もし余りがなければ AutoCAD Revit Structure Suite のライセンスを使用するといった動作になります。

各製品によって、どんな順番でどの製品のライセンスを見に行くかということが決まっています。
詳細は、US のオートデスク社の FAQ の TS1106828 に書かれています。(AutoCAD 2011 の FAQ はまだでてないみたいです。)

この FAQ では、例えば、AutoCAD に関してはこう書かれています。
AutoCAD 2010 Cascading Sequence:
AutoCAD 2010
AutoCAD Mechanical 2010
AutoCAD Visualization Suite 2010
AutoCAD Revit Architecture Visualization Suite 2010
Autodesk Building Fabrication Suite 2010
AutoCAD Revit Architecture Suite 2010
AutoCAD Revit Structure Suite 2010
Autodesk Education Master Suite 2010
Autodesk Education Suite for Architecture and Engineering 2010
Autodesk Education Suite for Civil and Structural Engineering 2010
Autodesk Education Suite for Industrial Design 2010
Autodesk Design Academy 2010
これらのどの製品に含まれている AutoCAD 2010 であっても、最初に AutoCAD 2010 のライセンスを見に行って、なければ AutoCAD Mechanical 2010、それもなければ AutoCAD Visualization Suite 2010 .....という順番でライセンスを取りに行くということです。

※ AutoCAD 2010 は、AutoCAD Inventor Suite 2010 など、ここに書かれていない製品のライセンスを使用することはありません。

また、必ずカスケード ライセンスの機能は有効になっているので、何か設定を変更してカスケード ライセンスの機能を無効にするということはできません。

0 件のコメント:

コメントを投稿